被災地医療危機の現場を調査

2011年05月06日
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石巻市の医療崩壊の現地調査を3日間かけて実施する。想像していたより深刻。
調査にあたっては、日本プライマリ・ケア連合学会 東日本大震災支援プロジェクト(PCAT)の
支援をいただく。
PCAT:http://pcat.primary-care.or.jp/htdocs/index.php

写真は、壊滅的被害を受けた石巻市立病院(206床)と石巻市夜間救急センター。

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避難所で健康支援ボランティア活動をしているケアプロの看護師から
避難所生活での様子をうかがう。
2ケ月に渡る板の間毛布生活で、ADL低下が著しい。
5月4日時点で、石巻市では108ケ所、9692名の方がまだ避難所で生活をしている。

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流出や全壊した診療所を見て回り愕然とする。
被災された診療所や被災者の置かれている状況を目の当たりにする。
石巻医師会の76施設のうち、8割に被害。全壊25施設、一部または半壊35施設。
5月の時点で診療再開したのは52施設(約7割)。
震災前から医師不足であった地域に津波が直撃し、職場を失った医療関係者の流出が懸念される。

祐ホームクリニック

要介護者の孤立化の危機

2011年05月08日
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要介護者が避難する介護福祉避難所の課題を調査する。
ボランティアの医師、看護師、栄養士、薬剤師などが支えている。
各地からの支援物資も行き届いている。
ただ、介護福祉避難所は、体育館のため、秋・冬を越せないことが懸念。
避難者の自立化のためには、仮設住宅などでの生活再開が必要であるが、
孤立化防止のために地域で支える仕組みが課題。

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介護福祉避難所の遊楽館。
要介護3~5の高齢者が避難されている。
支援体制は万全で、ボランティア医師団と地元医療関係者で支えている。

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石巻市では約1万戸の仮設住宅が建設予定となっている。
5月初旬では、早期着工した応急仮設住宅の抽選が開始され始める。
まだまだ、多くの人が抽選待ちで入居を待っている状況。
入居された方は、隣が誰かもわかならいケースが大半であり、
地域の絆が再生されるかどうかが課題。
仮設住宅における孤立化や買い物難民への対応の仕組みづくりが
求められることになるであろう。
今から準備をしないと夏に問題が顕在化すると予測する。

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石巻医療関係者へのご相談

2011年05月17日
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石巻の医療関係者へご相談をして回りました。
石巻市立病院伊勢院長、枡石巻医師会長、佐藤清壽医師会副会長、
在宅医療を推進されている佐藤保生先生を始め、被災された先生方にお話を伺うとともに、私どもの構想についてお伝えさせていただきました。
先生方より、地元の力による復興への強い想いを伺うとともに、今後在宅医療のニーズが増えるであろうこと、そして、現在の石巻に在宅医療の診療所の新設へのエールも伺いました。

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街を見て回ると避難者の生活課題が浮き彫りに。
石巻市の全壊・半壊住宅は21,741棟
半壊でも1階部分が歪み、修復は困難なものが多い。
津波被害甚大エリアは、生活の匂いが全く感じられない。
こうしたエリアの住民が、今なお避難所で生活を送っている現実を知る。

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被災した診療所の前で立ち尽くす。
震災から2ケ月が経過しているが、いまだに瓦礫が街を覆い尽くす。
複数の被災医師から、難航する診療所再開への道のりを伺う。
深刻な二重債務問題から再建を断念し、地域から去る医師も増えてきている。
まさに、地域医療崩壊の危機である。

祐ホームクリニック

石巻医療支援拠点の開設準備を開始

2011年05月20日
石巻医師会の新妻事務局長にご相談し、在宅医療による地域医療支援拠点の設置候補場所を探す。
石巻市の医療崩壊エリアや無医エリアなどを見て回る。
仮設住宅が建設される候補地の生活環境予測調査を開始する。

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仮設住宅の建設が進む。
石巻市大橋地区にある仮設住宅(316戸)。
しっかりした作りで、家電6点セットも揃っている。

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浸水被害はあったものの、倒壊は発生しなかった水明北地区。
被害甚大エリアから、車で10分の距離だが、まるで別世界。
生活の匂いがして、空気の流れも穏やか。


石巻地区選出の衆議院議員安住淳先生に構想についてご相談させていただいた。
大いに御賛同を頂くとともに「困ったことがあれば何でも言ってください」との心強いお言葉をいただく。


復興構想会議 高成田亨委員にご相談をさせていただく。石巻における医療再生について応援をいただく。

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石巻市立病院の被災状況

2011年05月20日
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被災した石巻市立病院(206床)。
住民にとって基幹病院の一つが被災したダメージは大きい。
多くの医師、看護師は働く場を失った。
医師26名、看護師120名超の医療人材の流出も懸念。


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被災した石巻市立病院の救急車。
地域医療がかなり被災している。

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石巻市夜間救急センターも壊滅的ダメージ。
市立病院や夜間救急センターの被災により、石巻赤十字病院(402床)への負担が増加している。
救急患者の大半が石巻赤十字病院に運ばれているが、満床状態が続いている。
急性期医療に負担がかかり、慢性期医療の担い手も減少している状況が今、石巻では起きている。

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とにかく物件が無い!

2011年05月21日
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医療拠点設立のためには、土地か賃貸物件が必要。
津波沿岸部では、中古マンションが高騰し、賃貸物件や放置区画が一転して売り切れ状態に。
家を失った被災者や再開発を見越した業者が購入を急いでいるためとのこと。
不動産屋を10軒以上あたるも、物件探しに難航する。

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住宅地の更地(空き地)を探しては、近所の人に地主さんの情報を伺い探してみる。
地主さんの家に飛び込みで何軒かお伺いしてみるも、
紹介者なしでは不審がられて難航する。
地主さん宅には、被災者や親せき、知人などからも、連日問合せがきており、
地主さん側でも心を痛めているご様子。

祐ホームクリニック

石巻における医療拠点の資金調達を開始

2011年05月24日
これまでの調査により、被災地での課題に対して、在宅医療による崩壊した地域医療の復興モデル
が必要であり、地元にも求められていることを確認する。
資金調達のため、公益法人や企業に支援を持ちかける。
事業計画書を日本財団(http://www.nippon-foundation.or.jp/index.html)に提出し、助成の相談をする。
数々の具体的な災害支援活動をしている日本財団 町井さんの助言もいただき、企画を練る。

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日本財団canpanセンターWebサイト https://canpan.info/index_view.do

「在宅医療推進の会」の和田忠志先生に、構想について御相談させていただいた。
大いにご賛同をいただくとともに「力になる」と心強いお言葉をいただいた。

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被災医師へのご相談

2011年05月29日
石巻の被災医師にプロジェクトの説明をして回る。
石巻拠点での院長を探すも、医師も疲れ果て、再起にはしばらく時間がかかるご様子。

祐ホームクリニック

医療拠点の資金調達のめどがつく

2011年05月31日
日本財団の企画が通る。医療拠点設立に向け、一歩前進!ありがとうございます。
即効性のある支援をいただくことで、土地の契約や被災医療人材の雇用の準備などに
着手ができます。
日本財団のお考えや取り組みには学ぶべき活動が多い。
また、多くのNPOとの繋がりも提供していただいた。

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医療拠点の土地のめどがつく

2011年06月04日
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5月下旬から4回通って、奇跡的なご縁でたどり着いた地主さんから、ついに借地のご了解をいただく。
地域をほっておけないという東北人気質で、温かいご支援をいただく。
「まんず、まんず」という言葉をかけられ、涙がでてきた。

診療所開設予定地は、開北小学校の側で、大橋地区仮設住宅が近い。
水明北の戸建て住宅街の中にあり、多くの高齢者が避難されている。
最高の立地条件で、また一歩前進。

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医療スタッフの住居探し

2011年06月10日
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医療拠点を支援する医師やスタッフの住居探しも難航。賃貸物件はどこも売り切れ。
賃貸物件を仮設住宅認定する制度もあり、今の時期とても借りられる状況では無い。
またまた、地主さんにご相談し、アパートを紹介していただく。
一階が津波浸水で被害を受けて、修復中のアパートであるが、アパートが借りられる
可能性にたどりつけただけでも幸い。

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7月建設までの道のり

2011年06月17日
診療所を建設するにあたり、東京でハウスメーカーやプレハブ業者に相談をする。
診療所建設にはいくらくらいかかるのであろうか?
ハウスメーカーだと安くても数千万円、プレハブだとその3分の1でできそう。
秋までに在宅医療による地域医療支援を実現するためには、7月に建設が必要。
プレハブによる診療所建設を選択する。
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候補地の測量に入る。
診療所と集会所の建設をすることで調整を図る。
地主さんと土地の賃貸契約を締結する。

調べていくうちに、建設予定地の土地は、一種低層住居専用地域であり、
建ぺい率等で制限があることが判明。
また、建築確認申請が必要であり、このままでは7月に建設するというのは
とても間に合わないことが判明。

一級建築士の方にいろいろと相談をする。

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在宅医療拠点には、車が必須。
しかし、東北3県では中古車が24万台被災し、車両不足。中でも、車庫証明が不要な
軽自動車や軽トラックが人気。
4~5年落ちの軽自動車でも80万円を超える。震災前相場から30万円~50万円高騰。
1人1台の石巻市では、被災者にとって、自動車が無いと生活再開に繋がらない。
ここでも、復興に向けた社会課題が・・・
義援金が配布されていない被災者や職を失った人、年金暮らしの人には、車も買えない
現実が目の前にある。ここにも、孤立化する要素がある。

祐ホームクリニック

希望の兆し

2011年06月18日
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車は何とか手に入れると言い聞かせて、駐車場の場所決めをシミュレーションしてみる。
縦に何台駐車できるか、横に導線取れるか等試行錯誤を繰り返しています。

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開設準備室メンバーと三協フロンテアの中村さん。
石巻市は復旧作業が活発で、基礎工事業者、水道業者を探すだけでも難航しています。
2日間で30業者に電話して、ようやく基礎工事業者が見つかりました。
多くの被災医師や被災企業も再建には、いろいろとご苦労されているのだろうなと身を
持って体感する。

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7月建設に向け、難題山積だと感じていた時、近くの開北小学校の子ども達が下校。
明るい笑い声が聞こえ、希望を感じました。子どもは、地域の希望だなと。

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即日着工の許可をいただく

2011年06月23日
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仮設診療所の基礎工事着工するためには、建築基準法での建築確認申請による許可が
必要。通常、1ケ月はかかる申請であり、震災によりさらに時間がかかる。
避難所が集約・閉鎖され、高齢者が仮設住宅で生活する秋までに、医療拠点が必要となる。
7月末までに建設完了し、8月に保健所の審査を受けるためには、
7月1日までに基礎工事着工をしないと間に合わない。

石巻市健康推進課に相談したところ、市の公共事業相当という見解で、建設部と調整を
いただき、特例の対応をしていただいた。感謝です。
健康推進課の庄司課長からは、「市で行うべき活動に協力いただいている」と行政内の
ご調整をいただきました。

それにより、即日着工可の許可を石巻市からいただきました。

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自動車のあてが見つかる

2011年06月27日
休眠中古車を市場に還流させ、被災地・被災者へ届けようとする有志企業との出会いがありました。
被災地現場の課題や情報を共有。被災地支援団体に対して、中古車を支援していただけることになりました。
現在、企画段階のため、この活動の情報は、後日改めてご報告します。

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ハエが大量に発生

2011年06月28日
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石巻市では多くのがれきのヘドロなどから大量のハエが発生している。
また、水産加工施設が被災し、保管していた4.3万トンの水産資源の廃棄を実施中。
強烈な臭い。
産業再開のために、早期廃棄処理が進められる。

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連日、暑い日が続きます。
ハエが大量発生した、石巻では名物のハエ獲りがみられます。
ペットボトルに甘酢をいれて、木に1日吊るしておくだけで、すぐにハエだらけになります。
夏場になると、金蠅、銀蠅の時期になるため、避難所での感染症などが心配される。

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バナナも真っ黒になるほどのハエ。

    *   *   *

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薬樹株式会社さん(http://www.yakuju.co.jp/)が、被災地での医療活動用に医療用マスク2000枚を
本プロジェクトに寄贈してくださいました。永瀬さん ありがとうございます。
被災地では、肺炎率も10倍に悪化しており、マスクは貴重品です。
ご支援いただきありがとうございます。

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ご支援いただいたマスク2000枚です。

祐ホームクリニック

基礎工事着工しました

2011年07月03日
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石巻市の建築課から連絡あり、住所が割り振られました。

 宮城県石巻市水明北2丁目1番24号

基礎工事業者もようやく調整がつき、いよいよ、基礎工事着工です。
余震がまだ続いているため、基礎工事はしっかりと行います。
また、プレハブ型の仮設住宅では、湿気対策が弱いとカビだらけになるという状況も発生しております。
そのため、湿気対策も施した基礎工事を追加で行います。

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祐ホームクリニック石巻 開設準備室メンバー。
診療所事務局長と被災地での在宅診療所の設計を行う。
備品、什器品の洗い出し、業者さんとの調整・・・。
改めて、被災した医師が孤軍奮闘で、二重ローンを抱え、通信環境や生活環境が
不自由な中、それを乗り越えて診療所を再開するということに対していかに困難かを体験する。
再開を支援する外部サポートが無い限り、医療資源、医療人材の流出は起こるべくして起きてしまう。
被災現場や崩壊した診療所後を訪れ、避難所生活を送る人のことを想い、
決意を新たにする。

祐ホームクリニック

多くのご賛同をいただきました

2011年07月04日
衆議院議員の原口一博先生に、構想について御相談させていただきました。
大いに御賛同とエールをいただき、大変励まされました。(後日、御自身のブログにて御紹介くださいました)

こころの健康政策構想会議の西田淳志先生(事務局長)、大野裕先生
(国立精神・神経医療研究センター長)と、石巻市の心のケアに関する協働について検討を始めました。
大野先生は、日本の心のケアの第一人者でいらっしゃり、既に女川地区にて試みを進めておられます。

亀田総合病院在宅医療部長の小野沢滋先生に、構想について御相談させていただきました。
大いに御賛同をいただくとともに「力になる」との心強いお言葉をいただきました。
小野沢先生、本当にありがとうございます!

祐ホームクリニック

医療拠点名は、「祐ホームクリニック石巻」に決まる

2011年07月07日
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診療所の名称は、「祐ホームクリニック 石巻」を予定。
いろいろと被災医療関係者と調整を図ったが、院長は、武藤真祐が
石巻に移住し開院を目指すこととなりました。

祐ホームクリニック石巻 院長 武藤真祐と基礎工事を視察。
今後、医療拠点として活躍する現場が着々と出来上がってまいりました。

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医師とスタッフが寝起きするアパート。
1階が浸水したアパートなので、現在内装復旧中です。
これから、家財道具一式を買い揃えねばなりません。

   *    *    *

富士通株式会社さん(http://jp.fujitsu.com/)から、
石巻医療拠点における在宅医療クラウドをご支援いただけることになりました。
情報の連続性が求められる医療現場では、ICTの活用が欠かせません。

祐ホームクリニック

基礎工事完成、いよいよ診療所建設

2011年07月14日
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基礎工事完成。湿気の対策も万全の基礎工事です。
この時期、工事業者も大繁忙であり、三協フロンテアさんに業者探しのご協力をいただきました。
短期間で仕上げていただきありがとうございます。


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5月の開設準備から地元を案内していただいた中央タクシーの伊藤さん(右端)。
時には、地主さんとの交渉で、方言がわからないこともあり、通訳をしていただきました。
いよいよ、診療所の建設です。

診療所の横には、地域医療再生のコミュニティになるように
集会所も建設することにしました。

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宮城県はひとめぼれの産地で、石巻近辺の田んぼでは
稲が伸びてきました。
5月に石巻に来た時には田植え前でした。

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被災した石巻市立病院近辺の市街地前です。
瓦礫と化した街並みを見て、医療拠点を絶対に作り、
街づくり再生に少しでもお役に立とうと改めて決意をしました。

祐ホームクリニック

診療所いよいよ建設

2011年07月15日
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いよいよ、プレハブ移設です。
現場を仕切る三協フロンテアの中村さん。

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青空に伸びるクレーン。診療所の組み立て開始です。

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予想していたよりもしっかりした作りの診療所です。
30坪の診療所が手際よく組み立てられていきます。

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内装はこれからですが、設計通りの間取りです。
ここに医療拠点ができることにより、被災者の支援活動に繋がるという使命感と期待で、
活動することが楽しみです。

祐ホームクリニック

支援の輪:暑さ対策で、エアコンが不足

2011年07月16日
石巻市では、津波により、エアコンの室外機が多数被災。現在、エアコンの需要が増え、
エアコン設置工事は8月末まで予約で一杯です。夏を乗り切るのが大変です。
石巻の仮設住宅の集会所にはエアコンが設置されていない所もあり、暑くてなかなか人が集まりません。
また、避難所ではエアコンはもとより、扇風機も不足しております。
避難所となっている学校では、連日35度を超す暑さで小学生が鼻血を出したり、
高齢者の方が軽い熱中症で運ばれたりしています。水分補給が欠かせず、脱水症も心配です。

建設予定の診療所や集会所もプレハブのため、暑さ対策が必要です。
この時期、エアコンの設置について難航しておりましたが、
富士通ゼネラル(http://www.fujitsu-general.com/jp/products/aircon/)さんのご支援で
エアコン8台と設置工事をご支援いただけることになりました。
米山さん、今井さんご調整いただきありがとうございます。

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エアコンの設置工事をしていただきました。

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大手家電量販店で人気NO.1のハイクラスエアコンです。

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診療所内の温度調整は、この室外機にかかっています。

また、富士通テン株式会社 (http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/) からは、カーナビと設置を
ご支援いただけることになりました。
往診車両と地図情報は必要であり、先に富士通株式会社さんから提供いただいた
在宅医療クラウドとの 連携ができるので楽しみです。
上田さん、富原さん、小橋さんありがとうございます!

富士通株式会社の総務部さんからは、本社や工場の総務部門とかけあっていただき、
中古什器(机、椅子、 電話機等)のご提供をいただきました。
山岸さん、横山さん、白木さん、渡辺さん 助かりました。

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ご提供いただきました会議室什器です。

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ご提供いただきました執務用イスです。

富士通系ソフトウェアグループで構成するFSA(http://www.fcafsa.gr.jp/)さんからは、
医療拠点設置のための支援金の寄付をいただきました。
貴重な支援金は、地域医療再生に活用させていただきます。

集会所建設により、資金繰りが心もとなくなっていたところに、
暑さを吹き飛ばすご支援をいただき 富士通グループ様 本当に、ありがとうございます。

祐ホームクリニック

支援の輪:ブログ開設のご協力

2011年07月16日
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このブログの開設には、ホームページ制作会社の株式会社トータルセオリー(http://hp.fivestyle.biz/)の
森さんの御協力にてデザインいただきました。

希望の虹、ありがとうございます!

祐ホームクリニック

被災車両と車事情

2011年07月17日
石巻市では多くの自動車も津波で被災しました。
一人1台車両地域の石巻市では、車が無いということは、生活に支障がでてきます。
病院に行くにも、買い物に行くにも、通学の送り迎えも車が頼りです。
そんな地域を津波が直撃し、多くの車両が流出・浸水して被災しました。

津波は、車の形さえも大きく変えてしまう程の威力でした。

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これは元、自動車です。

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津波によって、お墓に突き刺さった車もありました。

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被災車両に供えられていたクマのぬいぐるみ。

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被災車両は、集積所に集められ、うずたかく積まれています。
車の撤去は市へ申請して手続きを行います。

街中の更地や流出した店舗後などでは、中古車を販売しているのを見かけます。
しかし、どれも震災前の値段の+30万円ほどです。

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地元販売店に聞いてみると、販売店が多くの利益を乗せているのではなく、
全国的に中古車不足で、オートオークションで値が吊り上り、
価格が高騰しているとのこと。
決して被災地で便乗値上げしている訳では無いとのこと。
義援金も未だ配布されない被災者にとって、
あまりの価格の高さに購入できずにいるという方も多くみえました。
かといって個人が西日本から直接購入するには困難です。
「輸送方法がわからない」「中古車の品質は大丈夫か?」「他地域で購入して、地元
でのメンテナンスが心配」という声が聞かれます。
それでも、背に腹変えられない人は、非被災地域の農家を回ってもう使っていなくて、
売りに出しても値段がつかない休眠軽トラックを「40万円で売ってくれ」と
現金持って回っているという話を聞きました。

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復興支援でいろいろな施策が行政から出ていますが、生活復帰のためには、
医療再生とともに、生活の足である移動手段の整備というのも急務だと痛感しました。

祐ホームクリニック

支援の輪:机・椅子・キャビネットが揃います。

2011年07月22日
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診療所や集会所には、多くの机や椅子が必要となります。
また医療情報を格納するキャビネットや薬品庫も必要です。
この度、株式会社イトーキ(http://www.itoki.jp/)渡邉執行役員、青木さん、小野寺さんがご尽力いただき、
地域医療拠点再生のために什器類を寄贈いただけることになりました。ありがとうございます。
提供は、石巻に拠点を持つ株式会社ナリサワさん(http://www2.gol.com/users/narisawa/index.htm)から
ご提供いただけます。

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ご支援いただける机です。

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ご支援いただけるキャビネットです。

イトーキさんには、宮城県の間伐材を使用した机や椅子などもあり、
今回のご支援では地元木材使用のEconifa(エコニファ)という什器も含まれます。
地元のセイホク株式会社の製品でもあり、林業活性にも繋がるので、
素晴らしい取り組みでございます。
イトーキの末宗さん、ありがとうございます。

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机や椅子の手配が可能となり、集会所の建設にもメドが立ちました。
集会所があることで、地域の医療関係者や介護関係者、NPOとの活動の輪が広がります。
本当に感謝です。

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宮城県産木材を使用したエコニファ。
木のいい香りに癒されます。

祐ホームクリニック

フランスパリに本部を置く団体「市民の絆フランス」の一行と面談。

2011年07月25日
「市民の絆フランス」の一行mtg2
フランスパリに本部を置く団体「市民の絆フランス」の一行と面談。
7月22日に、診療所建設現場を視察頂いて第2回目です。

同法人の活動の歴史は古く、第2次世界大戦直後の1945年に設立した民間の人道支援組織です。
「尊厳を持って生きることができる社会を実現する」を究極の目的とする同団体の活動に、
我々は共感と敬服の念を感じています。

このたび我々の活動にその意義に大いに理解を示され、「今回のプロジェクトのみならず、
長期的に日仏の連帯を深める活動を進めていこう」と、固い握手を交わしました。

ドクターイスマイルと握手
ドクターイスマイルと握手。

祐ホームクリニック

医療人材の流出防止に向けて

2011年07月25日
宮城県医療整備課の助成事業で、医療人材流出防止のため、
被災した医療人材を公募雇用した際に一部助成が出るという企画があります。
被災して失職した診療所のスタッフは、石巻でも多くみえます。
もともと、東北沿岸部は医療過疎の地域でした。10万人あたりの医師の数が、
全国平均131.5名に対し、東北沿岸部は80名未満の危険地域でした。
そこに津波が直撃し、多くの病院と診療所が被災をしました。
医療人材も多くの方が職を失いました。
医療は、医師だけではできません。支えるスタッフの力が必要です。
医師だけでなく、看護師、医療事務などの人材の流出防止は、復興に向けての重要な課題です。
我々は、宮城県の医療整備課さんに相談し、
地元の医療人材をどうしたら雇用できるかを相談しております。

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被災地で自動車を入手するためには、車庫証明が必要となります。
車庫証明を得るためには、土地所有者の署名・捺印と地元でも印鑑証明が必要です。
地主さんと警察署に通い、車庫証明取得の手続きをしました。
まだ、アパートに入居できていないので、東京からの通いです。

祐ホームクリニック

日経メディカルの記者 山崎大作さんが同行下さりました。

2011年07月26日
7月26日は、日経メディカルの記者山崎大作さんが
同行くださり、石巻の医療の現状と当院の開業について取材くださりました。

同日記事の写真はすべて山崎さんの撮影によるものです。

石巻市長から応援をいただく

2011年07月26日
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石巻医療復興事業として、石巻市の亀山市長に御報告申し上げました。

9月の開設に向けて大変な御支援をいただき、
一緒に取り組ませていただいた健康部の内海次長、健康推進課の庄司課長も同席くださいました。

亀山市長は、「住民の方々はこの4カ月、大変な緊張の中で過ごされてきました。
今後、慢性疾患やADL低下への長期的対応があり、在宅医療が必要なのです」との意向を示され、
「医療のみならず、人と人との絆が芽生え新たなコミュニティを拡げる試みは有り難く、
期待しています。がんばってください」との励ましとエールをいただきました。

私たちは改めて、この地の住民の方々を守りたいとの強い使命感を覚えました。

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石巻市 健康推進課の庄司課長、伊藤課長補佐とも仮設住宅における孤立防止に向けて
早期発見方法をご相談させていただいております。
市の保健師も震災後激務が続いており、頭が下がります。
保健師さんの負荷軽減の仕組みや外部支援がないと活動の継続性がピンチです。
市の健康推進課さんとは、相互に支えあう協働体制で臨んでいこうと考えております。

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石巻市役所 健康推進課の伊藤課長補佐。

祐ホームクリニック

石巻赤十字病院の救命救急センター長との意見交換。

2011年07月26日
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石巻赤十字病院の救命救急センター長の石橋悟先生、地域医療連携室長補佐の千田さんに、
診療所開設の御紹介ととともに医療連携に関する意見交換をさせていただきました。

石橋先生は「在宅医療は本当に必要です。今後ぜひ連携していきましょう」との言葉とともに、
「そのためには、住民の方々の在宅医療に対する理解を得ることが必要ですね。
医療者の多くは在宅医療が必要だと理解しているけれども、
住民の方々には必ずしもその意識は芽生えていないと感じています」との課題をいただきました。
私たちは共ににその課題に取り組むことをお約束しました。

今後、石橋先生、千田さんにお世話になることと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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