寒さ対策(緊急物資支援)

2012年02月01日
石巻でも大雪が降りました。今年の寒波は18年ぶりとも言われています。
世界的には、太陽が極小期を迎え、ミニ氷河期に入ったと言われています。
不順な夏や厳冬、食糧不足などを引き起こしそうだという学者の見解もあるそうです。
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診療所の前も雪で真っ白です。

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雪の日でも往診に出かけます。

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門脇小学校も雪で覆われました。

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がれきの山も雪で真っ白です。そんな中でもショベルカーは動き続けています。

雪の中、寒さ対策として
宮城県、全国の支援者、市役所からご支援いただいた毛布やカイロを在宅避難世帯にお届けしました。
在宅避難世帯では、家が修理中などで、穴があいていて、室内でも気温が1度であったりして困窮して
います。
暖房をいれても、なかなか温度が上がらず、寒さ対策は喫緊の課題です。

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毛布を積み込み、さあ出発。

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在宅避難世帯の方に毛布をお届けしました。

宮城県庁や石巻市役所の協力を得て、寒さ対策支援物資を供給いただきました。
一人でも多くの在宅避難世帯に寒さ対策品をお届けしようと思います。

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第11回要フォロー会議

2012年02月02日
第11回の要フォロー会議を開催しました。
始めに、健康・生活復興協議会の住環境支援班がNHKの取材を受けたので、上映会を行いました。
アセスメント情報から、壁はがれ、風穴、寒いなどのキーワードを含む世帯を抽出し、
1軒1軒寒さ対策で困っていないかを確認に行っています。
その中で、寒さを防ぐ簡単な大工を実施する大津さんと藤井さんの活動の様子が放映されました。

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第11回の要フォロー会議では、医療健康面の他に、生活支援のフォロー状況も報告されました。

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水明町の櫻内さん

2012年02月03日
水明町の櫻内さんにご招待を受け、スタッフと新年会を行いました。
おかあさんに地元の料理をご馳走いただきました。
お餅をついて、ぜんざいにしたり、クルミで食べたりと石巻流のご馳走でした。

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櫻内さんは、我々と出会った日から1回も欠かさず出会った記録を続けてくださっています。
新聞の切り抜きや写真なども大切にファイリングしてくださっていました。
「これが、宝物だ~」
そう言っていただける櫻内さんとの出会いのおかげで
地域との繋がりの大切さを学ばせていただきました。

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「石巻のためにありがとう。」そういって、櫻内さんから暖かい言葉をいただきました。

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「こんなおいしい料理を作ってくださるお母さんの手はあったかい」と
ハンドマッサージをする沼田さん。
どうもお世話になりました。明日からの活力になりました。

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雪の滑り台

2012年02月04日
石巻の小学生向けに、雪が積もったので、滑り台を作りました。
4人がかりで、5時間かけての重労働でしたが、子どもには喜んでいただけました。
こどもが元気に遊べる日が一日でも早く来ることを願います。

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こころ・こども支援班の志村さん(左) 情報・コミュニティ班の沼田さん(右)

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えっちゃん&あけみちゃん

2012年02月05日
在宅避難サポートセンターに集まるボランティアの人を支えるおばちゃん達がいます。
自らも被災者でありながら、「ボランティアの人に支えられたので、今度は私たちがお返しをしたい」と
支えてくれるえっちゃんとあけみちゃんです。

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えっちゃん

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あけみちゃん

二人とも命からがらの強烈な体験をされているのですが、まげねっちゃ!と強く明るく振舞います。
全国から来たボランティアや住民集会では、自らの体験を話ししたり、時には笑いながら一緒に
踊ったりと「こんな体験をしたからこそ、伝えたい」と活動を続けます。

えっちゃんとあけみちゃんからは、元気や勇気をいただきます。

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あけみちゃんとめ組JAPANのかっちゃん。

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医療社会福祉協会の研修

2012年02月06日
日本医療社会福祉協会の社会福祉士が、祐コミュニティホールで生活自立支援の研修を行いました。

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講演をする日本医療社会福祉協会 武山さん

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多くの関係者が熱心に受講されました。

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社会福祉士を目指す学生支援の輪

2012年02月07日
社会福祉士を目指す大学生が、アセスメントの協力をしてくださいました。
埼玉県ふじみの市にある文京学院大学 人間学部には、社会福祉士を目指す
学科やゼミがあります。
4月から医療・介護施設などに就職が決まっている4年生や実践に取り組む
3年生を対象に、石巻での健康・生活アセスメントの活動の紹介と一定期間の
アセスメント活動協力の呼びかけを行いました。
笹岡先生の呼びかけで、社会福祉士を目指す学生が多く応じてくれました。

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文京学院大学のキャンパス

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事前説明会に応じてくださった社会福祉士を目指す学生たち

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笹岡先生と学生たちが参加を検討してくれました。

2月5日~2月9日 文京学院大学の3・4年生を中心とした学生2チーム40名と
引率の社会福祉士がアセスメント調査のため石巻に来てくださいました。
まず、石巻で活動をしている日本医療社会福祉協会の武山さんから、現地の様子や
社会福祉士としての活動の講話が行われました。
続いて、石巻市民代表として、阿部さんと高橋さんから震災当時の体験談と
在宅避難世帯の生活の様子の講話がありました。学生は、真剣に話に耳を傾けていました。
それから、明日のアセスメントに向け、アセスメント班リーダーからオリエンテーションが
行われました。20名を3チームに分け、リーダーからアセスメント票の記載方法や
ヒアリングポイントの説明が行われます。

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住民役とアセスメント役を演じ、その内容を正確にヒアリングできるか?
というのを2回まわり実施してチーム内でディスカッションします。

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みんな真剣そのものです。

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リーダーからアセスメントの予定エリアの説明を受けます。

アセスメント活動開始の朝、8:45 装備品を装着し、アセスメント班は出発です。

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研修を受けた内容で、住民の方のお話が聴けるかどうか、少し緊張の面持ちです。

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集合場所に到着し、リーダーから1日の注意事項やエリアの情報の伝達があります。
住宅地図で各組のまわる範囲の指示をうけます。

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リーダーの元で最終確認をして、いよいよ、出発です。

この日は、石巻市湊エリアの在宅避難世帯をまわりました。
湊エリアは、地域の繋がりが残っており、地区に残った人で支え合っています。
地盤沈下もあり、ところどころ冠水しているところが残っています。

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2人1組となり、1軒1軒 訪問しながらアセスメントを進めます。

吉野さんと糸山さんが初めてお宅に訪れました。
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初めは緊張の面持ちでしたが、さすが社会福祉士を目指すだけあり、
健康面や生活面のことを適切にヒアリングをしていきました。
石巻のおばあちゃん達は優しく受け入れてくださり、
「寒かったでしょ。おちゃっこ飲んでいきな」と生活の様子を教えてくださいました。

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人間学部の綿先生。綿先生のゼミから多くの学生が参加してくれました。
引率の職員(社会福祉士)もアセスメント活動を行いました。
要フォロー世帯のヒアリングを的確に行いました。

17:00 調査を終え、集合場所でリーダーとミーティングを行い活動拠点に移動します。
活動拠点では、チームごとに分かれて、アセスメント帳票の見直しを行います。
リーダーが1次チェックを実施し、そこで内容の矛盾や抜け漏れが無いかを確認します。
また、アセスメント帳票は、この後データ入力班がデータ化するため、記載で不明瞭な
部分を1枚1枚見直しして品質を高めます。

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この情報が、次の専門職のフォロー活動に繋げるための“バトン”であり、情報精度と
品質のチェックは入念に行われます。

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夕食には、地元のえっちゃん特製のシチューが振舞われました。

活動を終え、活動拠点の前で、名残り惜しんでお別れです。
アセスメント班、受入れ班、研修班、地元ボランティアのおばちゃんからは、
投げキッスで分かれを惜しみました。
「また、来るね~」そう言って、学生たちはいろんなことを感じ、体験したことを
胸にバスで岐路に向かいました。

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石巻医療圏 健康・生活復興協議会にとっても、アセスメントで学生の支援を
受けるというのは初めての経験でした。
いつも調査は、看護師やカウンセラーなど専門職を中心に社会人で構成しています。
今回は、社会福祉士を目指す学生に触れ、学生のひた向きさ、素直さ、エネルギーを感じました。

アセスメント班のリーダーの話
「学生で心配したけれども、素晴らしい人達だった。素直、ひたむき、住民に対する姿勢が素晴らしい。
 吸収が早い。情報精度も高く、上手に住民と接することができていた。住民からの評判も良かった。」

リピーターは、いつでも大歓迎です。お待ちしています。

今週のアセスメント世帯数は、500世帯を超えました。
寒さ続くなか、在宅避難世帯の状況を正確に把握し、専門職支援に繋げていく。
生活支援に繋げていく。引き続き、活動を続けて参ります。

2月下旬~3月は、別の大学の社会福祉学部、看護学部の学生を受け入れる予定です。
アセスメントのご支援のお問合せはこちらまで。

 石巻医療圏 健康・生活復興協議会
  健康・生活アセスメント 受入れ支援班 ishinomaki.rc@gmail.com 逢坂(おうさか)

祐ホームクリニック

専門職によるアセスメント

2012年02月08日
在宅避難世帯の健康・生活アセスメントでは、1軒1軒人海戦術で訪問し、
ヒアリングを行っています。
常勤のスタッフに加え、全国から多くの専門職が支援で駆けつけてくださっています。

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大阪から参加していただいた看護師のメンバー

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PCATから支援いただいた、看護師、救命救急士のメンバー

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首都圏から支援いただいたケアネットさん呼びかけのメンバー

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事前研修を受けて、アセスメント活動に向かいます。

全国から多くの医療介護関係者、専門職の皆様のご支援をいただき
本当にありがとうございます。この地では、専門職の皆様のスキルと
経験がまだまだ必要とされています。

祐ホームクリニック

ベビー用品支援

2012年02月09日
日本財団様、女川町のご支援をいただき、乳幼児世帯へオムツや
プレイヤードをお届けしました。
女川町からは、高齢者世帯への高齢者用オムツや尿取りパッドのご支援も
いただきましたので、ニーズマッチングして町民へお届けさせていただきました。

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日本財団 CSR企画推進チームが企業に呼びかけ、ベビー用品を集めてくださいました。
お届け先からは、多くのレターをいただきました。
住民の声も企業にお届けするという事も行っています。

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乳幼児を抱える世帯からのレター
「震災時は、自宅が津波で流され、子供をおんぶして危機一髪で助かり、
 見知らぬ方のアパート2階に3日間避難して過ごしました。
 当時、5ケ月だった娘のベビーカーや服等すべてを失いました。」
「当時、私は妊娠8ケ月で、わが子のために買い揃えたベビーグッズを
 全て流されてしまいました。」

多くのママたちが、生活再建と子育てに奮闘中です。
また、保育所や子育て支援センターも再建中です。
継続的な活動ができるように、支援の輪を繋げていきたいと思います。

祐ホームクリニック

第12回 要フォローミーティング

2012年02月10日
第12回の要フォローミーティングを実施しました。
今回から、健康面だけでなく生活面でのフォロー状況も会議の中で情報共有していくこととしました。
今回も多くの専門職の皆様が集まっていただきました。

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応急修理班による活動報告と今後の活動についてディスカッション

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寄り添い支援について、め組JAPANから報告。
今後のエリアと寄り添い支援先について検討しました。

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日本医療社会福祉協会からは、応援の社会福祉士が紹介されました。
フォローのフェーズでは社会福祉士の数が不足しています。
全国から医療社会福祉士が支援に来てくださり、フォロー活動を続けてくださっています。

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緊急のフォローケースについて保健師と打合せ。
エリアの情報や調査した際の様子を詳しく確認する保健師。

要フォロー会議の参加やお問合せはこちらまで。
石巻医療圏 健康・生活復興協議会  0225-23-9561  園田

祐ホームクリニック

水質環境の問題

2012年02月11日
アセスメント情報を分析した生活支援部会の物資支援班から、
「水質が悪くなっているケースがあり、ペットボトルの水を緊急で
配布している」と報告がありました。

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2月の初旬に寒波が押し寄せ、例年より多くの雪が積もりました。
在宅避難世帯の中には、水道管が破裂したり、水道管が壁から突き出す
家がでてきました。
水質が悪くなり、砂が混じるようになった世帯もあります。

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すぐに修理しようにも、水道工事がもともと混雑している地域であり、
工事の見通しが立ちません。また、家庭内の水道管は世帯の負担になります。
生活に困窮している世帯に対しては、寒さ対策に加え、水の問題も追い打ちをかけました。
チーム王冠の物資支援班では、緊急でペットボトルを10トン 水質で困っている
在宅避難世帯に配布を行いました。
まだまだ水が不足しているので、宮城県庁に支援物資要請を行いました。
アセスメント調査で察知できた世帯の近辺にも確認をして、水質で困っている
世帯に2リットルのペットボトル水(軟水)をお届けしています。

祐ホームクリニック

伊原津育成会イベント

2012年02月12日
伊原津育成会という子供会の子供たち(小学1~6年生)を対象にイベントを行いました。
先日行った「イスラエイドによる5感を使った遊び」や、お菓子を500円分購入する
「駄菓子屋ワゴン」イベント、東京からボランティアで来て下さったケータリング会社に
よる食事の提供を行いました。
子供たちからは「楽器を使った遊びが楽しかった」、「お菓子屋さんまた来てください」、
「料理がおいしかった」と喜んでくれました。

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楽器を使った遊び

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駄菓子屋ワゴン

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食事の提供

今回は子供たち向けの活動を行ったので、今後は大人向けにも開催し、地域との
繋がりを深めていきます。

祐ホームクリニック

こども交流広場

2012年02月13日
石巻市では、多くの保育所や小学校が被災し、避難先で子ども達が生活をしています。
ある日突然、友達や家族と離れてしまったケースや、学校に通うことをこころの傷に
感じてしまう子どもたちも存在します。
石巻医療圏 健康・生活復興協議会では、こころ・こども支援班(班長:チーム王冠 志村さん)
が中心となり、こども支援を進めています。

校舎が使えず避難している例では、湊第二小学校がございます。
昨年4月21日より現在水明町にある開北小学校で授業を行い、
昨年10月2日より開北小学校校庭の一角にある仮設校舎で授業をしています。
校庭は、開北小学校の生徒と共有です。
困った時はお互い様とはいえ、子ども達にとって校庭を使いにくく、放課後に
遊ぶことに躊躇しているケースが散見されます。

湊第二小学校には現在110名の生徒がおり、学区内からは30名、学区外からは
80名通っております。
学区外の生徒は送迎バスで通っておりますが、学区内の生徒は保護者に送り迎えを
してもらっております。
また、居住先がバラバラの仮設住宅から通う子供の送り迎えのために、保護者の
方が学校の周辺で授業が終わる時間の近くになると待っている姿もみかけます。
渋滞などで保護者のお迎えが遅れている子供は、退屈そうに時間を持て余して
いることもあります。

こころ・こども支援班では、開北小学校前の祐コミュニティホール(集会所)を
毎週月曜日解放し、保護者やこども達が交流できる広場を開設しています。

2月13日は、6年生の保護者への説明会があり、学区外から通う4年生の
子供達5名を預かりました。
お母さま方も、説明会の間子供を預ける場所が無く困っていたとの事でした。
子供たちは、学校の宿題(算数のプリント・漢字の書き取り)を自ら行い、
宿題を終わらせてから、ボードゲームやバランスボールなどで遊びました。
帰るときには「えー、もう帰るの?」と、まだお友達と遊び足りない様子でした。

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子ども達がゲームをしたり、遊んだりする場を提供しています。
外は寒いので、保護者が迎えにくるまで遊んでいます。

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子ども達を待っている保護者同士が交流をしたりすることもできます。

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宿題をするスペースもありますので、宿題をする子たちもいます。

今後は、学習支援のボランティア(宮城県内の大学生)による支援や
こども交流広場の開催曜日の拡大などを検討しています。

また、2012年3月30日には、去年卒業式が迎えられなかった湊第二小学校の
卒業生の卒業式を祐コミュニティホールで開催します。
2011年3月18日が卒業式の予定でした。卒業式の準備をしてきたものが
全て流されてしまいました。生徒は、先生への感謝の気持ちも伝えられていません。
小学校生活の区切りを迎えることが生徒にも先生にも必要です。
記念となる式典になるようお手伝いさせていただきます。

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生活支援部会 生活自立支援

2012年02月14日
アセスメントの情報がどのような観点で、生活支援に繋がっているかの
ケースをご紹介します。

震災後、被災した地区から息子さんの住む別の地区に避難されてきました。
息子さんは船乗りで、数ヶ月に一度しか帰宅せず、日中お一人で独居状態です。
震災による不自由な生活で膝を悪くし、杖がなく、傘を杖代わりに徒歩で
買い物をしていて買い物でお困りでした。

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アセスメントでご不自由な様子を伺いましたので、翌日杖をお届けしました。
自力で行動できるようになり、とても喜んでくださいました。

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第13回 要フォロー会議開催

2012年02月15日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会で進めている在宅避難世帯の
要フォロー会議も13回目を迎えました。
石巻市内の医療・生活を支える専門職や関係者が40名程集まりました。

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宮城県保健福祉部、石巻市健康部健康推進課、
石巻市福祉部仮設運営管理室、宮城県東部保健事務所、
石巻市牡鹿総合支所保健福祉課、石巻市北上総合支所北上保健センター
からも活動の様子や情報を共有すべく、ご参加賜りました。

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アセスメントした在宅避難世帯数も2500世帯を超えました。
震災による通院状況からは、被災した医療機関が多いエリアは、
医療にかかれていない傾向が地区毎にわかりました。

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また、高齢世帯率が6割を超えるエリアでは、近所付き合いが重要であり、
地域のコミュニティが生活の支えになっていたことも改めて確認できました。

このように、健康・生活復興協議会の取り組みは、精緻なアセスメントに
よる情報を元に専門職に繋げてフォローを行っております。
情報は、翌日にはデータベースに登録され、情報取扱いの規則を遵守する
専門団体や行政の保健対策部門と共有して支援活動で活用しています。

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品質・進捗班と地域の情報の分析方法について確認をする保健師

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地域の生活課題や在宅避難世帯の様子を確認する県の保健福祉部 佐々木次長

世帯の個別課題の他に「水質の悪化」「街灯が暗くて不安」など、地域の課題も見えてきます。
地域の課題については、課題ごとに仕分けをして、自治会長経由で相談する案件と、
行政担当課にお伝えするものとを相談しながら情報発信していきます。
行政側も負担が大きいため、地域の情報をもとに議論をすすめていきたいと考えます。

参加者からは、以下のお言葉をいただきました。

「情報があれば、具体的な支援に繋げられることがわかった。(宮城県)」
「被災者側に寄り添っておこなわれている活動であることがわかった(石巻市)」
「行政側としても情報を共有しながらやることを進めて行きたい(石巻市)」
「今まで、仮設住宅のサポートを中心に行ってきた。在宅避難世帯の支援も必要だと
 認識した。現場の情報をこれからも教えて欲しい(保健福祉事務所)」
「仮設中心でサポートしてきたが、在宅避難世帯の情報が無い。こころ、アルコール、
 精神疾患の対応をしていきたいので、現場の情報を共有させて欲しい(宮城県)」
「仮設住宅以外の状況が分からない状況である。在宅避難世帯の調査に期待している。
 情報を共有してフォローにつなげたい(総合支所の保健師)」
「仮設住宅の支援ばかりであった。在宅避難世帯の支援はできていなかったので、
 情報があれば助かる。(総合支所の保健師)」

引き続き、被災者の健康・生活支援に向けて、活動を続けてまいります。

祐ホームクリニック

保健師の活動

2012年02月16日
保健師の活動を知れば知るほど、本当に頭が下がります。
今日は、保健師の活動をご紹介します。

保健師は、行政の保健センターや地域包括ケアセンターに属し、
通常は母子保健、精神保健、特定健診、がん検診、健康づくり事業
などを行っていました。
震災後は、従来の業務に加え、仮設住宅・民賃仮設・在宅避難世帯の
健康調査及びそのフォローや地域支え合いの体制づくり、健康教室、
食育事業・・・などを行っており、まさに住民の健康維持や公衆衛生を
担っている専門職種です。

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保健師が住民の家を訪問し、健康の様子を伺いアドバイスや
説明をしている様子。

特に高齢者に対しては様々な観点から情報を聞き取り、
公衆衛生上(疾病予防や健康づくり)の助言を行います。

保健師は、住民一人一人の健康のことを考えるだけでなく、
地域の健康づくりも考えます。
震災後の避難所生活期では、「通常の医療体制へ戻す取り組み」
「保健と医療の役割の明確化」「感染症予防」「栄養状態の改善」に始まり、
仮設住宅などの経過期では「こころ・からだ・くらしの支援」
「支え合い体制づくり」を考えて専門職として行動をしています。

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助かった命は全て救いたい。そう話す女川町の保健師 佐藤由理さんは、
まさに命がけで活動をされています。

「震災後の混乱していた状態では、不健康な人を探すという活動を
行っていたが、恒久住宅へ移行する時には、地域やコミュニティを
再生して、住民の健康だけでなく、幸福度を提供したい」と語ります。

石巻市も女川町も、接する保健師の方々は、自らも被災者でありながら、
本当に献身的な活動を粘り強く続けてこられました。
素晴らしいプロの方ばかりです。
被災者の健康・生活を支えるには、保健師との連携が不可欠であります。
重要な職種であるからこそ、保健師さんの負担を軽減し、より専門活動に
専念できるようなサポートも考えていきたいと思います。

祐ホームクリニック

駄菓子屋ワゴン

2012年02月17日
大川小学校の先生と相談し、生活科の授業の一環として、駄菓子をおもちゃの500円で
買い物するという取り組みをこころ・こども支援班の志村さんが企画をして実施しました。

子供たちにはおもちゃの500円玉を渡し、お菓子を購入するための計算をしてもらいます。
お菓子の前に「10円」「20円」「30円」「50円」「100円」の値札があります。
500円ぴったりお買いものができた子にはさらに、クジを引くことができるという遊びです。

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この活動の目的としては、
①知らない人への挨拶を覚えてもらう
②自分で何かを選ぶ楽しさを覚えてもらう
③算数の勉強につなげる
です。
子供たちは丁寧に説明を聞き、金額をつぶやきながら真剣に取り組み、
全員500円分購入することができました。

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子供たちからは「楽しかったので、また来てね~」と声をかけてもらえました。
先生方からも「懐かしいお菓子が多く、大人も楽しめた」「算数の勉強になるので、
また実施して欲しい」とのリクエストもいただきました。

今後も小学校を対象に実施していきたいと思います。

祐ホームクリニック

笑いの集会

2012年02月18日
こころのケアの専門スキルを持つ支援団体:イスラエイドと連携し、「笑いの集会」を
祐コミュニティホールで開催しました。
笑いの集会とは、クレヨンで絵を描いて遊んだり、ギターにあわせて体を動かして遊んだり、
大人・子供関係なく、楽しんで遊べる集会です。
参加した子供たちも、自ら歌って、笑顔になり、皆が元気になりました。

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特別ゲストとして、「えっちゃん&あけみちゃん」も来てくれました。
台風のような勢いで周りを笑いの渦に巻き込み、不思議な踊りで楽しませて
くれました。

今後も土日を中心に開催していきます。
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祐ホームクリニック

魚の干物

2012年02月20日
石巻・女川は魚の町です。
水揚げされた魚が、寒風のなか干物として干してある風景をよく見かけます。
女川町で水揚げされた鰯の干物を食べてみて、びっくり。干物なのに新鮮でした。

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市場には、都会のスーパーでは見かけない魚も多く並んでいます。
切り身ではなくそのままの姿の魚に多く出会いました。
さすが、漁師の町ですね。

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第14回 要フォロー会議

2012年02月23日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会の要フォロー会議では、
毎回40名ほどの専門職・専門支援団体が参加します。
健康・生活アセスメントでヒアリングした情報は、翌日にはデータベースに登録され、
2段階の品質チェックプロセスを経たあと、2日後朝には各専門職が確認することができます。

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課題を網羅的に捉える。
情報を整理した上で、一括管理を行う。
ニーズや課題に対して、支援やサービスにつなげる。

この“情報”が中心となって、専門職の協働につながります。

情報については、セキュリティ環境下(SSL暗号化、バックアップ、ユーザ認証、サーバ二重化、
ファイアーウォール、アクセス監視、ログ監視)で情報を管理しています。

各団体には、情報取扱いの規約を遵守した上で、個人情報を含まない情報を支援用に共有しています。

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情報管理班 池山さん(右) 

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保健師と情報分析について打合せ

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迅速なフォローにつなげるため医療健康部会で条件によってデータを抽出。

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要フォロー会議でのフォロー方針などは、医師・看護師・ケアマネジャーなどが内容を確認し、
フォロー活動につながっています。

祐ホームクリニック

笑いの集会

2012年02月24日
「笑いの集会」も会を重ねるにつれ、リピーターが増えてまいりました。
笑いの集会は、「お笑い」でなく、「笑い」の集会です。
誰かの芸をみんなで見て笑う形態ではなく、参加しながら体を動かしたり、
音楽に触れたりして、支援に笑顔になる住民コミュニティ型の集会です。

「家で独りで寂しかった。友達ができたらいいと思い参加した」
「震災後、こんなに笑ったのは初めて。近所にも声をかけて参加している」
「移住先の地域で馴染めなくて、夫婦で参加した。こんなに大笑いしたのは久しぶり」
「なぜか、童心に帰れる。笑っていると勇気をもらった。」

こんな声が寄せられて、リピーターが増えています。
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笑いの集会では、専門支援団体イスライドのヨタンさんの軽快なギターに合わせて
みんなが体を動かします。
専門医の先生のコーディネートで、いろいろなゲームもします。
それをセリアさんが、面白く顔芸を使いながら進めてくれるので、大笑いです。

参加された方は、童心にかえり、思いきり笑顔・笑顔・笑顔の連続です。
世界の共通言語は、英語でなくて笑顔だと思う、という歌がありましたが、
本当に“笑顔”がみんなとのコミュニケーションを深めています。
鹿妻の住民のえっちゃんも椅子取りゲームでは迷司会をして、大爆笑です。
お尻を振りながらえっちゃんパワーで、みんなも楽しく時間を過ごしました。

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みんな大笑いの椅子取りゲーム。

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セリアさんと支援の先生

笑いの集会、是非 みなさんもご参加してみてください!

祐ホームクリニック

バブル活性循環式仮設トイレ

2012年02月25日
住民が集まる場になれば・・・と考え、祐コミュニティホールが開設されて、5ケ月。
最近では、連日住民とのコミュニティイベントや被災者支援団体のミーティングなどが
開催されるようになりました。
多くの人が集まると困るのがト・イ・レ。
今回、北海道の道機産業株式会社の園木社長が、
バブル活性循環式仮設トイレを支援で設置していただきました。

このトイレは、震災当初の混乱期から、多くのボランティアさんの役に立ってきた経歴を持つトイレです。
この度、コミュニティ再生活動で人が集まっている祐コミュニティホールのトイレとして
第二の人生を歩みます。

このトイレ、中をあけてびっくり。綺麗なんです。
それと、下水に繋げていないのに、汲み取り不要なんです!

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トラックで運ばれてきました。

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トイレを設置していただいた園木社長

このトイレには、 KRP-RW菌というバクテリアが処理槽の中にいます。
初期投入水1600リットルにバクテリアを6リットル投入すると、
バクテリアが懸命に糞尿を水と二酸化炭素に分解してくれるのです。
このバクテリア菌は、臭気も食べてくれます。病原性のない極めて安全な菌で、
納豆菌などと分類上は同じ菌種だそうです。

震災直後、避難所には多くの仮設トイレが設置されました。
しかし、その多くは汲み取りが行き届かなかったり、水が不足して衛生的に劣悪な環境になり、
使われないという状況も見られました。
このトイレは、バクテリアがいるので、汲み取りも不要です。
初期の水も真水でも海水でも大丈夫です。なぜならば、KRP-RW Bacillusu菌は、
海水でも活躍できる数少ないバクテリアだからです。

今後、災害が発生した時に備え、指定避難所となる大型施設には、
「発電機」「毛布」「備蓄食料・飲料」「バブル活性循環式トイレ」をお薦めします。

祐ホームクリニック

水質問題緊急対応

2012年02月25日
健康・生活アセスメントの住民の声で、水質の問題の予兆がでました。
先週の要フォロー会議で議題にあがった「水質が悪化しているエリアがある」について、
具体的にどういう状況なのかを把握すべく、水質調査隊をチーム王冠が編成し、
1000世帯以上の調査を行いました。

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旧石巻市街を碁盤の目のように区切り、定点で水質についての横断質問をしました。
その中で、特に異常の声が多かった渡波・湊・大街道を重点的に住民の方の声を拾いました。

住民の方に、水道水を飲んでいますか?飲んでいないとしたらその理由は?というのを確認しました。

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グラフのように、ある程度の世帯で、水質に対して不安を抱えて具体的な異常を訴えています。
心理的不安が多かったのですが、これは水質に不安を感じて何かしらの浄水対策をしていても、
なお不安という世帯が多くございました。

浄水対策の一例としては、写真のように水道蛇口に布でろ過しています。
黒い砂粒のような異物がひっかかっています。

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こういう家庭は、ペットボトルの水を購入して飲んでいるケースもあり、生活費を圧迫しています。
月間に6000円近くペットボトルの水代を使っている世帯もありました。

赤茶色の水が毎朝出てくる世帯もありました。3分くらい水を出しっぱなしにしてから、
ようやく透明になります。
この過程も不安からペットボトルの水を飲んでいました。

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白濁している水が出ている世帯もありました。

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この世帯では、水道水が塩っからく、海水が混じっている疑いがあります。
ストーブの上にのせているタライには、蒸発して塩分がたくさんついていました。

これらの状況を専門職支援として、水博士のマーフィード 池田さんに相談してみました。
上記の写真の世帯の様子では、「かなり塩分ならびに蒸発残留物が多く含まれてそうですね。
これが飲み水や調理水に使われているとなると大変心配になります。」

さっそく、池田さんは、塩水、赤水、白濁の水を科学的に成分分析してくださっています。
1週間後に水質検査結果がでます。

また、 TDSメーター(水質測定器)を石巻に7セット 送付いただきました。
これは、家庭内での水道水不純物溶解度を調べることができます。
TDSメーターでは、溶解している物質を特定することは出来ませんが、海水や汚れ、
また、海水などによってさびた鉄管から出る鉄さびの溶解量などを推測できます。
水質調査隊では、市内100ケ所の水質調査を実施予定です。

水道水は、飲料水・生活水ですので、安心が大切です。
この状況を石巻市の健康部・福祉部にレポートでご報告しました。
さっそく、市役所内の関係課や水道企業団に連絡を取っていただき、調査の動きがでてきました。
水道管が悪くなっているのか?給水装置が悪くなっているのか?原因を究明中です。
行政とも連携して、1日でも早く恒久対処に繋がればと思います。

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当面の緊急対応としては、水質でお困りの世帯には、
緊急物資支援班からペットボトルの水を緊急配布しています。
宮城県の震災対策支援チームからペットボトルの水をご支援いただきました。
我々の持っていた在庫と合せて、ここ3週間で30トン(2リットルペットボトル 18,000本)を
支援しました。
宮城県では、県外の自治体にも要請をしてペットボトルの水確保で動いてくださっています。
ありがとうございます。

また、水の一時保管倉庫は、民間の協力をいただいております。
石巻市水明町の櫻内さん、宮城県涌谷町の伊藤隆雄さんから物資倉庫を提供いただきました。
水質問題に対して、多くの知恵と支援の輪がつながってきました。
皆さま、ありがとうございます。

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移動コミュニティバス出動

2012年02月26日
「相談できる友達がいない」「コミュニティに参加していない」という人は、“ある”と
答えた人に比べ5倍の精神症状の自覚をしていることがアセスメントからわかりました。
また、自殺念慮の懸念がある方は、独居の高齢者は他の世代に比べ4倍の高さがあります。
あらためて、コミュニティの重要性を認識しました。

石巻医療圏 健康・生活復興協議会では、移動コミュニティバスを出動させ、
集会が行われていないエリアで訪問型の住民同士の交流の場を設けています。

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この日は、マッサージやお茶っこの交流をバスの中で行いました。
今週で8回目の開催です。

祐ホームクリニック

企業の専門職の知見

2012年02月27日
健康・生活アセスメントでは、医療・健康分野の民間の支援もございます。
例えば、認知症に詳しいエーザイの森本さんは、認知症の早期発見の観点で、
アセスメント班のリーダーに認知症の見分け方のトレーニングをしていただきました。

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森本さん(左)

また、救命救急士の福島さん、林田さんは、アセスメント調査の協力をいただくだけでなく、
救命救急士の観点から専門的なヒアリングをどのように行うのかを今後相談にのっていただけます。

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福島さん(左)

このように、企業の専門職の知見の協力もいただきながら、活動を続けています。

祐ホームクリニック

女川第一中学校 職場体験

2012年02月28日
中学生に職場体験をしてもらい、躾けや社会の仕組みを学習する企画を
女川町の第一中学校・第二中学校とNPO カタリバが企画しました。
合同職場体験学習として、石巻医療圏 健康・生活復興協議会が
職場体験受入れを行い、中学生2人に職場体験をしていただきました。

アセスメント帳票の整理やデータ入力を、大人と同じ条件で体験していただきました。

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阿部君(左)と菅野さん(右)

二人がこの職場を志望した理由を聞き、感心しました。

「大好きな女川町の復興の事や町民の健康のことをとても気にして考えています。
 支援をしてくれている人達のことを知り、自分も何かをしたい」

「女川町はお年寄りが多いので、お年寄りが不便にならないように復興の手伝いを
したいと思った。女川町に何か小さなことでも役に立てることができたら嬉しいです。
復興協議会が何をしているかを学び、職場体験が終わった後も生活に役に立てるように頑張りたい」

3日間の職場体験ですが、二人の働く姿勢は素晴らしいものがありました。
阿部君は、何事にもあきらめずに積極的に挑戦をする姿勢で取り組みました。
菅野さんは、考えて行動をすることができ、観察力も鋭かったです。

初日に行ったデータ入力は、まず1人で全て入力してもらい、保存前に一度管理者が
チェックをするという手順で行いました。
細かい部分は事前に説明していない点があったのですが、管理者が修正している
ポイントを見ていて、次からは指示なしで正確に入力していました。
素晴らしい姿勢です。

データ入力は、大人のスタッフと同じペースで行うことができました。
「データ入力はやってみてどうですか?」と聞くと、「楽しいです!」と言っていました。
消し忘れなど1つミスがあると、悔しそうにしていました。
その日の日報のコメント欄には、「明日は1つもミスが無いように頑張る」
と書いていて、品質確保にも意欲的でした。

また、1000件以上ある帳票の並べ替えやファイリングを考えていました。
行ってほしい事とできあがりのイメージ、これが今後どのように使われるかという
点だけを伝えたところ、2人で相談しながら、役割を分担し、効率的に作業をして
くれました。進め方を本人たちに任せたのですが、「こうした方が良いんじゃない?」と
色々工夫しながら効率よく作業しました。
「私はこれをするから、次はこれをして」と上手く2人で分担し、仕事のバランスも
良いと感じました。予想よりも早く作業を終わらせるので本当に驚きです。
大量の帳票のまとめが完成した際は、「終わった~~!!」と
笑顔で喜び、達成感を抱いているようでした。

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データ入力班の作業の様子

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アセスメント班と中学生(中央)

2人の働く様子を見ると、どうすれば良いかを自分で考え、分からない事は
きちんと質問し、事責任感を持って仕事をしていました。
1人で作業をするのではなく、同じ作業者と相談し協力しながら業務を達成する
という点も体験し学べました。

そして、被災したお年寄りや困っている方のお役に立ちたいという気持ちで
復興協議会の職場を選んだので、その思いが仕事をする姿に現れているようでした。

女川町の子たちは素直で素晴らしいと感じました。
きっと、未来の町づくりにもつながると思います。
職場体験でしたが、我々の方が若い素直な熱意に、勇気をいただきました。
ありがとうございました。

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水質環境調査

2012年02月29日
水質になんとなく不安を持つ世帯があまりにも多いため、水質測定器を使った
調査班を結成し、水質の定点観測を開始しました。

まだ開始したばかりですが、不安を持つ世帯でも水質自体は他の石巻の
地区と大差はありませんでした。問題の無い飲料可能な水質だと思われます。
しかし、ときどき黒い砂のようなツブが出てくるという事象が見られました。
おそらく、津波で給水関係のどこかが錆びたり破損しているのだと推測されます。

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簡易浄水装置の底にたまっていた黒い砂のようなツブ

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浄水装置のフィルター交換も頻繁に

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水環境を調査しているボランティア。
名古屋と埼玉から応援に来てくれました。

不安を持つ多くの世帯では、市販の簡易浄水装置を設置していました。
フィルターを1週間単位で交換しており維持費もばかにならないとのこと。
これからも調査を続けていきます。

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