理学療法士さんによる身体機能低下抑制の取り組み

2012年07月01日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会の
塩澤です。

医療専門職を始めとする他職種で構成される本協議会。
この度、理学療法士の加藤さんが、
短期ボランティアとして石巻に来ていただきました。

被災地において、環境変化による、高齢の方の身体機能の低下は、
深刻な問題の一つです。
適切で定期的なリハビリテーション・身体運動が必要となります。

本日午前中、加藤さんは、仮設グループホームを訪問してくださり、
高齢の方の身体機能低下を抑止するためのリハビリテーションに関して、
アドバイスをしていただきました。

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グループホームの介護士さんも普段から運動をしてもらうように、
被介護者さんにお話をするそうです。
しかし、「専門家」の意見でないとなかなか受け入れて、
運動してくださらない方もいらっしゃるようです。

グループホームの方と、真剣に向き合い、リハビリ運動の方法をお話する加藤さん。

DSC_0183 (1)

この後、午後から加藤さんは、在宅被災世帯の高齢の方の
フォローをしていただきました。

今後も定期的にアドバイスを頂き、適切な運動を通して、
少しでもADL(日常生活動作)の低下を抑え、
石巻の方々の生活をよりよいものにしていけたらと思います。

広報担当 塩澤

3AミーティングとPFA

2012年07月05日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
医療・健康ユニットの佐藤です。

今回は、本協議会の行なっているミーティングの一つをご紹介します。

本協議会は、毎日アセスメント調査を行なっており、
その中で出てきた疑問や質問とその解決方法を共有するのが、
3Aミーティングです。

3Aミーティングとは・・・
セスメント調査員の
セスメント調査員による
セスメント調査員のためのミーティング
から名付けられました。

例えば、どんな事があげられたか。
Q.特定検診を受診していない理由として、通院しているから受けていないと回答された時に
  どのように対応すればよいか。
A.送付された受診票の裏に記載された病院の一覧に通院されている時は、その受診票を持って
  受診するように勧める。
このように共有して話し会うことにより、個別の疑問を解消し、調査の標準化と質の低下を防ぎます。



このミーティングの後、PFAも行なっています。
PFAとは・・・
Psychological First Aid(サイコロジカル・ファーストエイド)
災害や大事故で受けるこころのケガの回復を助けるための対応方法です。
住民支援専門員は、住民の話を熱心に伺うゆえに起こる共感ストレスや共感疲労等の
ストレスを抱えることが多いです。
その過度のストレスを緩和するため、セルフケア内容を共有します。

PFAの基本的な姿勢としては、
 ・様々な問題を共有する。しかし、共有することが全てではない。
 ・いつでもあなたの話を聞くという態度を示す。
 ・能動的にケアするのではなく、受動的な姿勢で包み込むようにケアする。

心のケアは、住民に対してだけではなく、支援する側に対してもとても重要です。
協議会としては、カウンセラーの方にもご協力をいただき、取り組んでいきます。

医療・健康ユニット 佐藤

テーマ : 日記
ジャンル : ヘルス・ダイエット

大道芸人タップリン

2012年07月07日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ生活ユニットの平木です。

7月1日に立町(ピースボートセンター石巻)・鹿妻の2カ所で大道芸開催しました。

場所を提供頂いた鹿妻の自治会長さんは、
『震災後は人が多く集まり、互いに寄り添い助けあっていたが、
時間が経つにつれてみんな忙しくなり、中々みんなで集まることがなくなった。

徐々に元の生活に向け忙しくなることはうれしい反面、寂しさもある。
大道芸人のイベントを通してまた住民が集まってくれたら、うれしいな』
と少し寂しそうにおっしゃっていました。

住民の方々に楽しんでいただくことは勿論、自治会長の喜んだ顔も見たい!
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連携団体ピースボートさんにもご協力頂き、ポスティング活動を行った結果
多くの方々にご参加いただき、皆さんに楽しんで頂けました。
土屋さんも集まった子供達の笑う顔をみて、本当に嬉しそうでした。

2カ所とも大成功です!
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ピースボートさん場所の提供及び集客活動、本当に有難うございました。
ピースボートさんホームページ

是非また連携し、より良い活動を実施していければと思います。

本復興協議会の「コミュニティ生活ユニット」では、
今後も地域の方々や、NPO団体と連携をとり、
生活支援や地域コミュニティの再生につなげます。


コミュニティ生活班 平木

帝京大学の公衆衛生学研究科の皆様がお越しくださいました。

2012年07月10日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)の
広報担当の塩澤です。

帝京大学の公衆衛生学研究科の皆様がお越しくださいました。

帝京大学の皆様には、私達の活動のアセスメント部分に大きなご尽力を頂いております。
私達の活動が、地域保健・公衆衛生において、どのような意味を持っているのか?

このアセスメントを通して、「見えてくるもの」について、
帝京大学の皆様とも協力をしながら、進めていきたいと思っております。

   DSC_0360.jpg

広報担当 塩澤

第二回在宅被災世帯状況報告会が開催されました。

2012年07月10日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会の
広報担当 塩澤です。

第2回在宅被災世帯状況報告会が、
7月10日(火)に石巻市の祐コミュニティホールにて、開催されました。

40名あまりの、行政、医療機関、関連NPOの
多くの方にお集まりいただき、4〜6月まで活動報告をさせて頂きました。
今回のトピックスとして、住環境について、昨年10月からの活動報告をしました。

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行政・医療機関・気仙沼市などで活躍されている連携団体のNPOの方からも、
温かいお言葉・アドバイスを頂き、今後も連携を深めさせていただくことで、
確認をしあいました。

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次回も、祐コミュニティホールで、8月21日の開催となります。

<第二回 在宅被災世帯状況報告会 資料格納先>
http://www.you-homeclinic.or.jp/Dr_muto/topics/?id=27

広報担当 塩澤

住宅の床下へのEM菌の散布

2012年07月12日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ・生活ユニットの張ヶ谷です。

今回ご紹介するI様邸では、津波により汚泥が床下に入り込んでしまいました。
汚泥の撤去までには手がまわらずに、1階での生活を再開するにあたり、
ご自身で床板を貼り、塞いだそうです。

しかし、暑くなる季節を前に、床下に残っている汚泥の臭いが気になるということで、
今回ご相談をいただきました。

震災から約1年4ヶ月経過しても、在宅避難されている住宅の中には、
まだまだ汚泥の撤去がされないまま、生活を再開されている方々がたくさんいます。

今回は、このような住宅に、連携団体の「EMエコクラブみやぎ」と、
有用微生物郡(EM)を散布することにより、
微生物による分解を促し、臭いのもとを除去するという作業を行ってきました。

「EMエコクラブみやぎ」では昨年、学校・事務所・住宅合わせて、
421件の散布実績があります。
本日も午前中に2件、散布されてから駆け付けてくれました。

今日は、下見の予定でしたが、一部キッチンの点検口から届く範囲の床下へ散布していただきました。

床下点検口からの散布

そして、お花など植物にも微生物による土壌改良の効果があるということで、散布していただきました。

お花や庭にも散布

暑くなって気温が上がると菌の活動が活発になり再度、悪臭が発生してくる可能性があります。
そんな時には、EM菌が大きく活躍してくれそうです。

今後も更に連携を進め、住宅の床下に残った汚泥への対策をしていきたいと思います。

コミュニティ・生活ユニット
張ヶ谷

※EM(有用微生物郡)とは?
我々の身の回りには、多くの発酵食品、例えばパンやヨーグルト、納豆などがあります。
これらは、微生物(こうじ菌・乳酸菌など)を利用して作られています。
このような人間にも自然環境にも役に立つものを「有用微生物」といいます。

これまで、有用微生物は単独で利用されてきましたが、条件さえ整えれば微生物同士が、
お互いに有用な共同作業ができるということで、組み合わせたものが今回紹介している
「EM(有用微生物郡)」です。(EM研究機構 リーフレットより抜粋)

遊びリテーション

2012年07月20日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
医療・健康ユニットの佐藤です。

今回は、地域住民活動の「遊びリテーション」へ参加させていただきました。

遊びりテーションとは、「遊び」と「リハビリテーション」を組み合わせた造語で、
専門家に指示されて目的もなく動くのではなく、ゲームや遊びを通して楽しく体を
動かすことで、その人自身が自発的に動き出すことを引き出します。

この日、参加させていただいたところは、60代から90代までの24、5名の
グループで、活動を開始してから9年目となるそうです。
住民主導でとても自主的に活動されて、年間計画の他、翌月の企画案など、
その場にいる方々で、自分達が楽しみたいこと、興味があること、面白そうなこと等
意見を出し合って決めていました。

この日の内容は、みんなで合唱、歌いながらの体操、七夕の短冊を書いて飾り付け、
保健師さんからのお話、そして、昼食しながらの交流。
その時によって、玄米ダンベルや、タオル体操を入れ、なるべく頭と体を使うような
内容になるように気をつけているそうです。
また、地域の係となっている方からの告知の場にも利用していました。

写真は、皆さんで歌いながら手の体操をしているところ。
この体操をリーダーとなって教えてくださった方は90代の方です。
慣れると、テンポをあげたりして、結構難しいですよ。
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今回、ビブスを着用して参加させていただきました。
この地域の調査で訪問する際に、少しでも調査員に見慣れていただき、
お声がけいただければと思っています。
また、地域の活動を知ることで、さらに今後の住民支援活動へ繋げていけるよう
取り組んでいきます。

医療・健康ユニット 佐藤

テーマ : 日記
ジャンル : ヘルス・ダイエット

東北ちくちくプロジェクト

2012年07月22日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ・生活ユニットの平木です。

7/16石巻立町商店街のハンドメイドギャラリー「あいうえお」内に
「東北ちくちくプロジェクト」主催『ちくちくカフェ』がOPENしました。
被災地・石巻に暮らす女性の雇用促進と自立支援の集会所です。

「東北ちくちくプロジェクト」は東京を中心とした子育てママたちが
展開している被災地支援活動です。
誰でも簡単に始められる羊毛フェルトクラフトを通じて、
被災地との交流や自立支援を行っています。

コンセプトは「被災地の女性が『自分たちで働き、自分たちで復興する』ための場所」。
仮設住宅にこもりがちな年配の方や、育児や介護で孤独を感じやすいママ達が集まり、
羊毛フェルトのクラフト作りを楽しみながら交流する場として機能させるほか、
商品レベルに達した羊毛フェルト雑貨はその場で買い取り、
製作者へキャッシュバックする仕組みです。
出来上がった商品はネットや卸販売を通じ全国へ販売。必要経費を
除いた利益につきましては復興支援金として被災地に寄付いたします。

地元団体の「子育て支援ベビースマイル石巻」が委託を受け
「ちくちくカフェ」の運営に携わっていきます。

出店するにあたり、縁あって内装のお手伝いをさせて頂きました。
フェルトを使用し、内装を作り上げました。




夜遅くまで作業し、ハプニングもありましたが無事OPENに間に合いました。

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OPEN当日は地元の方や通りすがりの方が立ち寄り、大盛況でした。
女性自立支援。女性達のパワーで益々石巻を盛り上げて欲しいです!
東北ちくちくプロジェクト

コミュニティ・生活ユニット 平木

在宅被災世帯にて真菌調査を行いました

2012年07月28日
7/22、23の両日、国立医薬品食品衛生研究所の方に同行し、在宅避難世帯の真菌調査を実施致しました。

東北でも梅雨明けしましたが、まだまだカビでお悩みの世帯がたくさんいらっしゃいます。
カビを含む「真菌」が与えるアレルギーリスク及び予防衛生管理について、もっと知っていただき、
住民の方にもできる簡単な処置・予防法を実践していただきたいと思います。

調査の内容としては、三脚の上に一眼レフカメラ程度の大きさの器材を乗せて、
50L/minの速度で室内空気を吸引し、空中浮遊真菌の採取をおこないます。
調査時間は一軒のお宅につき30分程でした。

採取したサンプルは、研究所に持ち帰り7日間程度培養させ、詳しく分析します。

今後の住民の方々への調査結果フィードバックとフォローにつきましては、
① 各機関に調査結果と予想される健康危害を報告。
② 現状報告をもとに、各機関に働きかけ、改善策の実行を促します。
と、研究所の方よりいただいております。

石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)としても、EMエコクラブみやぎなど他団体と連携し、
具体的な対策と、予防法・処置法を伝えていきたいと思います。


※ 真菌とは:酵母やキノコ、カビなど菌界に属する生物の総称です。

コミュニティ・生活ユニット
張ヶ谷
測定器のアップ
測地風景

埼玉県立大 社会福祉学科の方々がボランティアに来てくださいました。

2012年07月28日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)の
広報担当の塩澤です。

20名を超える埼玉県立大の社会福祉学科の学生さんたちが、
訪問聞き取りのボランティアとして、来訪いただいています。

石巻も、本日は特に炎天下。
石巻の外を歩き回らなければいけない戸宅訪問聞き取りは、
体力的に辛い時もあります。

しかし、午前の訪問聞き取りを終えて帰ってきた学生さんたちは、
必死に午前の振り返りを行い、帳票の品質向上に努めてくださっています。

これから、午後の聞き取りに向かう彼女たちですが、
元気な声が当協議会のオフィスからあふれています。

「社会福祉学科」で、主にソーシャルワーカーの勉強をされている彼女たち。
懸命なボランティアの姿に、私達もとても刺激を受けています。

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広報担当 塩澤

協議会の方向性について

2012年07月31日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会の
広報担当塩澤です。

昨年10月の発足から、10ヶ月が経過した当協議会。
「計画フェーズ」、「組織づくりフェーズ」が安定し、
今まさに訪問聞き取りによる健康・生活フォローの
「計画の実行フェーズ」が進行しています。

復興のプロジェクトでは、次なるフェーズ「引き継ぎのフェーズ」についても、
検討をしなければなりません。

当協議会では、被災地において刻々と変わる状況の中、
最もいい形で残すべきものを残していくため、
今後の組織の方向性について、日々、検討を続けています。

本日は、当協議会で活動をして下さった渡部医師が、
ご自身の青年海外協力隊のプログラムでプロジェクト運営を行ったご経験から、
私達のプロジェクトへの所感をお話いただきました。

もちろん、途上国と石巻は、状況が違いますが、
外部の人材だけでなく、地元の人材と共同してプロジェクトを
行わなければ、衰退するリスクが高いということは共通しています。

IMG_2641 (1)

すでに、私達の協議会には、現地の方が多く働いていただいています。
組織運営に向けて、地元の方から提案をいただくことが多くなり、
それを運営側が受け入れる体制もできてきています。

今年度の計画遂行、また来年以降の活動について、
今後も取り組みを続けていきます。

広報担当 塩澤

在宅医療 祐ホームクリニック

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Author:祐ホームクリニック石巻

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