加算支援金リフォーム

2012年11月03日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ生活ユニットの平木です。

先日被災世帯の制度を利用したリフォーム工事が完了しました。

こちらのご自宅は、初めてお伺いした時は津浪が入ったままの状態に近く、リビングのカーテンは泥が着いたまま・フロアは泥が浮き上がって白くなっている・物入れには泥がそのまま残っている・という状態でした。住民の方は高齢者独居で家が広すぎるため、とても一人では掃除しきれません。
当団体の看護サポートも入っていた為、何とか綺麗な状態で生活してほしいと看護担当者と相談し室内清掃計画を立てました。居住者は住宅支援制度も理解しておらず、未申請だった為その費用で壁紙工事などを行うことになりました。

まず、家具の移動・掃除。家がとても大きい為人数が必要です。協議会メンバー・メンバー親族・友人に声をかけ、当日は遠方からもお越しいただき、計14名の方が協力してくれました。
真夏の猛暑の中、みんなの必死の作業の結果丸一日かかりましたが予定通り、室内の家具の移動・片づけ・掃除は終了しました。

そして、いよいよ職人さんに工事に入っていただき、壁紙張替、フローリング施工を行っていただきました。工事中、玄関部分で雨漏りが発覚しました。屋根に上ったところ地震の影響で瓦が崩れ落ちていました。急遽瓦を手配し施工してもらった結果、数日前のゲリラ豪雨も問題ありませんでした。


≪リフォーム前≫
和室工事前
≪掃除中≫
掃除中
≪リフォーム後≫
和室工事後
≪リフォーム前≫
リビング工事前
≪掃除休憩≫
お昼休憩
≪リフォーム後≫
リビング工事後


壁紙張替に加え、泥の着いたカーテンも新しいカーテンと交換し、リビングがより一段と明るくなりました。
普段過ごす空間が明るくなったため、居住者の方も満面の笑み。以前はテーブルに新聞などが乱雑に置かれていましたが、掃除以降常に片付かれており、訪ねてみると『せっかく綺麗になったのだから汚すのがもったいない』と笑顔で答えてくれました。

色々な方の協力で無事完了することが出来ました。家が綺麗になるにつれ住民の方がどんどん元気になってくるので、それを見てこちらもうれしくなります。健康・心の問題に『住まいの環境』も大きく関わっていることを改めて実感しました。引き続き住環境面からサポートを行っていきたいと思います。

感謝:まもなく、訪問アセスメントを終了します

2012年11月14日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)の
運営ユニット受入研修班の浅海です。

石巻市の在宅被災世帯を対象とした「第2期住民生活基礎調査(以下アセスメント)」を4月より開始して、7か月が過ぎました。これまでに伺わせていただいた在宅被災世帯は約10,000世帯を超えました。

アセスメントでは、当協議会の職員が1軒1軒のお宅を訪問し、健康状態や生活状態のお話を伺い、必要に応じた情報提供やサポートを行っています。まもなく、このアセスメントが終了いたします。

このアセスメントは、当協議会の職員だけではなく、全国からさまざまな形で来られたボランティアの方々のご協力によって、実施することができました。

連休を活用してお越しくださった方、夏休みを利用してご協力いただいた大学生の方々、有給休暇をフル活用して何度もお越しくださった方、次の職場が決まるまでと1か月に渡っていらっしゃった方、本当にさまざまな方が当協議会にお越しくださいました。今までお越しくださった方はのべ253人となりました。

雨の中、風の中、雪の中、酷暑の中、さまざまな困難な状況においても、一軒一軒の地道なアセスメントに毎朝、笑顔で「行ってきます」と出かけていき、夕方「ただいま」と帰ってくるボランティアの方々の姿を見てきました。

訪問でのアセスメントは体力的にも精神的にも辛いときがあります。ある住民の方からの質問に応えられなかったことが悔しいと泣いて帰ってきた方もいました。2時間以上もかけて、聞き取った内容をどうやって文章に起こしたらいいのか悩み、毎晩遅くまで、帳票を書いていた方もいます。

しかし、住民の方々との会話や直に接することで、何倍もの元気をもらい、「このお宅はどんなご家庭かな、大丈夫かな、元気かな」と毎日さまざまな方と会えるのがうれしいと話してくださった方もいました。

まもなく、当協議会が行ってきた石巻の在宅被災世帯へのアセスメントが終了いたします。これまで、お越しくださったボランティアのみなさま、ご協力ありがとうございました。アセスメントは終了となりますが、この1軒1軒お伺いしてきたことを地域の活動に活かし、石巻の復興の一助になる活動を行なっていきます。

運営ユニット 受入研修班
浅海由里恵
DSC_0157.jpg

住環境支援:住宅被災状況の再判定

2012年11月16日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ生活ユニットの羽根です。

先日、網地島に住環境としてフォローに行きました。網地島は石巻市でも
海を渡って行かなければ行けない島の為、いろいろな問題がありました。

一番の問題は石巻市内でも大工さんの人手不足が問題になっておりますが島となると
更にその問題は濃くなっている様でした。現状、半年前以上にリフォームの依頼を
したにも関わらず未だに着手されていないご家庭が多くありました。

今回、私がお伺いしたKさんは大工さんも忙しいことも分かっていたので自分自身で
修理をおこなった方でした。実際、お仕事も漁師ですので建物に関しては
あまり知識が無い中の必死に修理された様でした。ただあくまでプロが施工した
ことではありませんので実際はリフォームすべきところはたくさんありました。
そこでKさんとお話をしておりましたところ市の判定に納得がいかない。
再判定をしてもらいたいとお話を頂きましたので今回は申請についてサポートさせて
頂くこととなりました。

先日、Kさんが市役所に行くこととなりましたので同席して市役所の方に相談を致しました。
ちなみに再判定の流れとしましては

市役所の窓口
  ↓
簡易シートによる判定
  ↓
点数を満たせば現地調査
  ↓
建築士による判定

という流れになりますので中々、一度市から出された判定は覆すことは難しい現状です。 
また津波による被害があるかないかでも判定は大きく変わるそうです。

Kさんの結果ですが市役所の簡易シートによる判定は何とかクリアできました。
次は現地調査となります。

まだまだ道は険しいですがKさんのお住まいが少しでも良くなる様に今後も
ご協力できればと思います。

医療・健康ユニット 住環境班 羽根

簡易判定シート

住環境支援:お家の泥だしを行いました

2012年11月19日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
コミュニティ生活ユニットの平木です。

先日、アセスメントから得られた石巻での住環境支援の一環で、家屋の泥出しを行いました。

こちらのご自宅は震災後、親戚の紹介で大工にリフォーム依頼をしたらしいのですが、
一度現地を見に来たまま連絡が来ず、あっという間に一年と八カ月が経ちました。

床から冷気が上がってくるため、昨年はブルーシートを全面に敷きその上に
何重にも段ボールを重ね寒さを凌いだとのことでした。

ご本人・大工さんを紹介したご親族の方も、何とか年末までには
リフォームを完了させ、温かい家で新年を迎えたいと強く希望されていました。

協議会からのはたらきかけで、まず依頼していた大工さんに再度連絡を取ってもらいましたが、
年内に来れるかどうか分からないとのことだったので、
別の業者さんをご紹介し、工事に入ってもらうことになりました。

当日はボランティアで手伝いたいと言ってくれたメンバーを集め、
みんなで床はがし・泥出しを行いました。

佐々木邸2 (2)

床板を外したところ、水が入っていつまでもそのままの状態だった為、
木部は腐りシロアリに侵食されていました。

泥は乾いていましたが、層は厚く若干臭いは残っていました。
みんな真っ黒になりながら、必死に泥だしをしてくれました。
佐々木邸2 (1)

居住者Sさんは、「協議会のお陰で待ちに待ったリフォームが始まった。」と大喜びでした。

佐々木邸4 (2)

住宅支援制度の申請を確認したところ、本人は制度自体を理解されていなかった為、
制度の内容を説明させて頂きました。「まさかこんな制度があるとは」と非常に喜んでおられました。

石巻はつい先日よりグッと冷え込んできたため、
一日でも早く工事が完了し、温かい部屋で過ごすことが出来るよう
フォローを行っていきたいと思います。

佐々木邸4 (1)

住環境班
平木

健康サポート:住民の問題を考える

2012年11月23日
石巻医療圏 健康・生活復興協議会(RCI)
医療・健康ユニットの佐藤です。

昨年の10月から在宅世帯の訪問アセスメントを開始し、
そこで見えた問題に対して、サポートを専門職支援という形で行なってきました。

・症状があっても通院せずに、放置状態となった方々の医療サポート
・包括支援センターと連携しながらの、健康や生活全般に対して様々な問題を抱える高齢サポート
・社会生活、経済、就労、家族問題についての自立サポート
・心の問題に対して心や身体に現れた症状を緩和するためのサポート
・孤立の懸念や安否確認とともに相手に寄り添う見守りサポート
・心と身体の健康を住環境の観点から支援する住環境サポート

これらについて、地域を一番よく知る方々である保健師さん、地域包括センターの方々と共有し、
一緒に考える場を持ちました。
そして、我々のこれまでの活動を地域毎にまとめ、資料として提出いたしました。
PB190009.jpg

それぞれの専門職サポートが行なった内容を時系列で記録しています。
PB190015.jpg

サポートの内容や、どのようにサポートを進めているかも知ることができます。
これからも、現場で活動し住民の問題に触れている方々に役立つように、
そして一緒になって問題を考えることができる場を作れるように、
住民の声、専門職支援から見えてきたことを、地域へ繋げていきたいと思っています。

医療・健康ユニット 佐藤

在宅医療 祐ホームクリニック

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